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今日で震災から2年を迎えます

2013/03/11

 

こんにちは。蔵王ありの高橋希望です。
宮城は少しずつ春の兆し見えはじめ、たちも元気です。皆様お元気でお過ごしでしょうか。
まだまだ蔵王の山も真っ白な雪積もっております梅のつぼみも膨らんできています。

皆様も、お風邪等召されませんようにどうかお気をつけ下さい。
近況をお知らせ致します。




・「有難ありとん)」と名付けました
この度、震災で沢山の方々に助けて頂いたに、「有難ありとん)」と名付けました。
あの恐ろしい東日本大震災を経て、皆様にこのサポーター制度を作って頂けました事、
本当に深く感謝しております。
そして、未だ被災地は休む間もなく、様々な事続いています。
大変なのは私達だけではなく、現在進行形で色々な痛みや葛藤を抱えている事わかります。
そんな中、こうした奇跡的な重なりあって今ある事、私達生産しているのは「肉」のみでないことも感じています。

現在、避難先である宮城県の県北組合農場の、地震で破損した畜舎の整備なかなか進まずに苦戦しております。
こちらは津波の被害はありません311震災で最大の震度7を記録した地であるため、激震で畜舎破損しており、
を増やす事もできず(母40頭程です)、皆で知恵を絞ってなんとか前に進みたいのです復興進まずにおります。
例えば地域の間伐材等を用いて、ローコストでに優しい次世代型の畜舎を人の手で作れないか、必死に情報を集めています。
今回の大地震での沿岸部の被害は本当に計り知れないものあり、山地も含め、東北全体被害の大きさを実感しております。
でも殆どの方、報道等で「津波被害を被った沿岸部に比べたら自分のところは何ともない」と言っています。その気持ちも痛い程にわかります。
 
私たち畜産農家の現状の課題は、畜舎資材類なかなか入手できず、価格もかなり高騰しており、者様も人材不足で、見積すら思うように出して頂けない状況続いておりました。この3月にようやく一つの部分的整備は終わる予定でおります。
また、野菜や漁業関係と異なり、生き物の防疫の関係上グループ申請もできない為に、受けられそうな助成金や補助金はなかなか見つからないといった状況です。
なので、よほどの規模や収益計画をもつ畜産業者でないと、私たちのような中小規模の畜産農家は未だにそれぞれ立ち上ずにいます。
助けて頂いたたちの為にも前向きなご報告をしたいのです大きな変化をなかなかご報告できずに、心苦しく思っております。申し訳ございません。
 
昨年、家族で何度も会議を重ね、
もう一度「ありとう」の意味を皆で辞書で引きました。
ありとう」の語源は、「常時ではあり得ない事」、「神様や仏様の力働いたとしか思えないような事」からきているそうです。
日々の生活の中、人の善意はいつも「ある」ものでなく、時々示されるからこそ「有り難い」というそうです。
そして、「ありとう」を折に触れて言葉にする事は、「困難逆転して「無難」へ変わる意味を持つそうです。
 

筆字は、大変恐縮です筆をとりました。
あの寒さの中、防寒着もない父助かったのも、偶然たちの乾燥堆肥の発酵装置に登れたおかげでした。
夜は大型脱臭槽に打ち上げられた、2頭の鳴く声で意識を保てたそうです。
それから2週間後、ガソリンも車も道路すらなく、私たちやっと農場に行けた時、
諦めていたたち身を寄せ合って生きている事わかりました。
その後、間髪入れずに農家仲間エサ(食料残渣)を運んできて下さり、2ヶ月程でこのサポーター制度誕生しました。
農場は津波で全壊でしたので、あの時は養の再起を考える時間は一切なく、
自分たちの事も忘れて無我夢中の状況でした、心から「有り難い」と感じました。
私達も、この沢山の方々に助けて頂いたたちを、これから先も飼育したいと思います。
 
どこまで復興叶うのか、正直怖くなる事ありますそんな時たちとサポーター様の声を思い出しています。
引き続き、温かな応援の程、何卒宜しくお願い致します。
尚、肉名で使用している「いつもありとん」はこれまで通り使用致します。




・販売開始のお知らせ
おかげ様で、少ないならも定期の出荷頭数安定してきました。
サポーターの皆様へのお届けを継続しながら、生産が回復してきた分を新規の販売として再開したいと考えています。
現在は、飼育に乳酸菌と酵母を使用し、の内蔵からの健康を考えた飼育をしています。
毎月限定数となり、大変ご不便をおかけ致しますどうぞ宜しくお願い致します。
http://my-farmer.jp/arigaton/
大変恐れ入ります、購入配送設定に関するご質問・お問合せ等は、マイファーマー様へお願い申し上げます。



今後とも、皆様に元気を届けられるような肉を生産して参ります。
引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。
ありとうございます。

蔵王あり

 

ありが豚から復興への歩み
これまでの取り組みについて

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蔵王ありが豚は、現在も竹炭飼育を利用し、美味しい豚の「血統」にとことんこだわった宮城が誇るブランド豚です。
蔵王連邦を眺めながら、米どころ宮城県ならではの仙台平野・田園風景の中ですくすく元気に育っています。
香川臼杵さんの旬野菜 中島ブランド復興プロジェクト