いま、あちこちで「食の安全」という言葉が叫ばれています。
しかし、「安全」の基準とは何でしょうか。
何か安全の根拠があれば、私達は疑いなくその食物を食べるでしょうか。

それも少し違う気がします。
今の日本では、“安全”は“安心”に置き換えられているように感じます。
ご存じのとおり、「安全」の基準は人の価値観や環境によって異なるため、
非常に評価しづらい指標だからです。
近頃のニュースを見ていると、公に発表されている数値ですら、改ざんが指摘されています。
今の日本では、「安全」を見極め、「安心」を得るのはとても大変です。
マイファーマーでは、「安心」を数値や科学的根拠ではなく 作るひと を知ることによって生み出そうとしています。

作るひと への信頼によって生まれる「安心」。
医療にたとえると、かかりつけのお医者さん。
家庭にたとえると、おふくろの味。
わたしたちは、それを大切にしていきたいと考えています。

たとえば、お客さまが、作るひとのことを考えるとき。
「どんな畑で野菜を作っているのかな？」
「どんな想いやこだわりを持って育てているんだろう」
たとえば、作るひとが、お客さまのことを考えるとき。
「とてもおいしいものができたから早く届けたい」
「あのお客さんは果物が好きだったから喜んでくれるかな」
そんなお客さまと作るひととの思いの交換が、マイファーマーのめざす、あたらしい「安心」の関係です。