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2012年を迎えて

2012/01/17

サポーターの皆様へ

こんにちは。蔵王ありが豚の高橋希望です。
新年がようやく明けました。昨年は本当にありがとうございました。
2011年に皆様にお会いできた事に、そしていつも支えてくれる仲間達に、
この場を借りて深く感謝申し上げます。

皆様は、どのような年末年始をお過ごしになられたのでしょうか。
東北は寒さも本格的になり、私達は、相変わらず慌ただしい日々を過ごしております。
今年は例年と違い、本当に色々な事に思いを馳せながらの忙しい年末年始でした。
311にて、沢山の友人や地域が被災しており、大変な思いをしているのは私たちだけではないので、
新年のご挨拶は控えさせて頂いておりますが、
それでも前向きに進みたいという気持ちと、なんとか互いに手を取り合いたいという気持ちで
2012年がスタートしました。

また、年末年始には久しぶりに家族でテレビを観ました。
沢山の被災地の特集が組まれていて、色んな方々のお力が東北に注がれている様子がわかり、
胸が一杯になりました。
日本を再構築するといった目線での若手リーダー達の特集番組にも
、非常に心を打たれ心強い想いをしました。
ただ、現場にいるのは、一人一人の生身の人間です。
うまく言えないのですが、311から復興にすすむ東北の私たちの事を、報道をひとつのキッカケにして、
もっと身近に感じてほしいと思っています。
東北にはもっともっと皆様のお力添えが必要です。
そして、私たちだけではなく沢山の被災した方々が、今、自分のできることを必死に探しています。
支援をうけるより、自分たちの力で、また自立して生活ができるようになることが、
私たち世代にとっての願いです。

ありが豚では、養豚という生き物のいのちを愛情を込めて育てる仕事を通して、
こうして皆様とつながる事ができます。
皆様が元気が出るような、美味しいといってもらえるような豚達を、
これからも大事に育てていきたいと必死な日々です。
ですが、東北には今、仕事が少なく、選択肢も限られており、
沢山の高齢者が明日をもわからない状況で日々を過ごしています。
家族を亡くされた方々が大勢います。
仮設住宅も入居年数に期限が有り、先の事を十分に考えら得ない状態の方が沢山います。
このサポーター制度を通して、私が個人的に感じている事は、
ありが豚をひとつのキッカケに東北の今を、
日常生活の中の一瞬でもいいので身近に感じてほしいという事です

おかげさまで農場の復興は、少しずつですが進んでおります。
豚達も、避難先の農場で元気にやっております。
3回にわたるボランティアツアーの開催で、津波で壊滅した名取農場跡の畑の掃除がほぼ終了しました。まだ名取では豚を受け入れる状況ではございませんので、作業終了後の畑の一角に、皆様と一緒に色とりどりのチューリップの球根を植えました。

この土地は豚達が残した堆肥で、何十年も良質な土を作りつづけていた畑です。
今年の春に、花が咲くといいなと希望しておりますが、
その際には皆様にまっさきにご報告したいと思っております。

BBQの際に母が申しましたが、お一人おひとりの力は、私たちにとって本当に大きいものです。
いつも支えて下さりありがとうございます。
本年も皆様にとって、大切な時間の重みや絆の強さを感じられる幸せな1年になりますように、
農場一同お祈りしております。



ボランティアの様子です、本当にありがとうございます

 

蔵王ありが豚
高橋希望




ありが豚から復興への歩み
サポーターの皆さまへ(2011年6月6日)
バーベキュー開催決定!サポーターの皆さまへ感謝を込めて(2011年7月1日)
ありが豚バーベキューの様子(2011年7月10日)
農場は夏を迎えました(2011年7月26日)
【ありが豚】バーベキューと宮城へのボランティアツアーのお知らせ(2011年9月2日)
名取の農場の復興状況のお知らせ(2011年11月8日)
2012年を迎えて(2012年1月7日)

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蔵王ありが豚は、現在も竹炭飼育を利用し、美味しい豚の「血統」にとことんこだわった宮城が誇るブランド豚です。
蔵王連邦を眺めながら、米どころ宮城県ならではの仙台平野・田園風景の中ですくすく元気に育っています。
香川臼杵さんの旬野菜 中島ブランド復興プロジェクト