いい農地の条件って?(2013/04/20)
みなさん、こんにちわ。
今日は全国的に、春の陽気~というよりは肌寒い日ですね >_<
さて今日は、私たちの農園、つまりは田んぼの立地や場所についてちょっとご紹介しますね。
秋田県大館市比内町大葛地域は、県北に位置し周りを奥羽山脈に囲まれた山間の地域です。
農地は傾斜が結構ある場所にあったり山がすぐ隣!みたいなところにあります。
もし収穫量を増やしたいなら、間違いなく開けた平野みたいな場所大規模に耕作すれば効率も上がり上手くいくと思います。
じゃー、なぜそうしないのか....??
私たちが目指しているのが安心安全のブランド米だからです。有機栽培を志向すれば、おのずとその条件が出てきます。
周りの影響がすくない (通常の農薬を使って栽培している田んぼから離れている)
農業用水がきれいであること (消毒殺菌や農薬、化学肥料が混じっていない)
土壌が汚染されていない (長年、農薬を使っていた田んぼは使えません。)
私たちが今年から手がける農地は、もう何年も使われていないいわゆる耕作放棄地で、山陰や草がぼうぼうの場所など、自然のままというよりは、もはや自然の中です(笑)
条件の良い農地に比べれば、収穫量も減りますし、手間もかかります。
でも、そんな農地だからこそ有機栽培の実践には最高の農地です。周りからの農薬の影響が少なく、山からは源流水が流れ込む山間の場所だからこそ私たちの生産哲学は生きます!
こんなめんどくさい事をする理由はただ一つ。それは私たちの作ったお米を食べる消費者の方にとって一番は何か?を考え続けた結果です。
条件の悪い土地は、消費者の方にとっては、またそれを一番に考える生産者にとって最高の条件の農地です。

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