これからの米作り②(2013/05/09)
みなさん、こんにちわ
第2回目は農地選定についてお話しします。
今日本全体では埼玉県2個分の面積が耕作放棄地、つまり雑草が生えた原野になりつつあるということです。戦後の小作農開放で日本中で新しい土地の開墾ブームがありました。開墾したらその人の土地ということでありとあらゆる場所が開墾されました。
それから60年以上、人口減少に転じた日本は膨大な耕作可能な農地の放棄という問題に直面しています。
後継者不足、農業の生産性の低さ、もうからない、他産業への転職、いろいろな問題が重なり農地はどんどん原野に戻っていっています。日本の伝統的な田舎の風景がどんどん失われています。
わたしたちが農家の方々から預かっている農地は、そんな耕作放棄地がほとんど。高齢で米作りを止めるのでお願いされた土地、草木が生えて放棄された土地。
なぜそんな土地を選ぶのか?
答えは簡単です。農薬の影響を受けない有機栽培、自然栽培方法を選択する上で最適な土地だからです。
普通のお米を作るのであれば、効率が悪く、コストの採算も合いません。でもこだわったお米、自然に根ざした最高のお米を作るのであれば、最高の場所になります。
全ては食べる消費者の方へ安心安全なモノを届けるため!
今月もそんな思いで、草木と葛藤しています。(笑)
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