震災直後、マイファーマー事務局スタッフで現地の高橋さんを訪ねました。
被災地の現状に思わず声を失う一方で、家族全員で団結し明るく復興に向けて動き出す高橋さん一家に逆に勇気をもらったことを今でも覚えています。
この訪問から2週間後「蔵王ありが豚応援サポーター制度」が立ち上がり、本当に多くの方からご支援を頂きました。
蔵王ありが豚応援サポーター制度
蔵王ありが豚応援サポーター制度では、復興状況やご家族の状況など定期的に高橋さんからサポーターの皆様へメッセージを発信しています。
当初前向きにメッセージを発信していた高橋さんも、
遅々として進まない復興の現状や日々の作業の大変さなどからメッセージの配信を悩んだ時期もありました。
そんな時、サポーターの皆様からの返信やお手紙などにとても励まされたそうです。
ありが豚から復興への歩み
・サポーターの皆さまへ(2011年6月6日)
・バーベキュー開催決定!サポーターの皆さまへ感謝を込めて(2011年7月1日)
・農場は夏を迎えました(2011年7月26日)
・【ありが豚】バーベキューと宮城へのボランティアツアーのお知らせ(2011年9月2日)
・名取の農場の復興状況のお知らせ(2011年11月8日)
・2012年を迎えて(2012年1月7日)
・もうすぐ桜の季節。(2012年2月13日)
・ありが豚、お肉のお届けをスタート(2012年4月12日)
・近況のお知らせ(2012年6月6日)
・梅雨を迎えた農場と近況のお知らせ(2012年7月6日)
・2012年夏のありが豚について(2012年9月21日)
・今日で震災から2年を迎えます(2013年3月11日)
BBQはサポーター制度を開始する際に高橋さんが強く希望したイベントです。
ただお肉を届けるためだけはなく、直接サポーターの皆様と顔を合わせて色々な情報を共有したいという思いが詰まっています。
2012年8月に豊洲でのBBQ開催、そして2012年11月には宮城名取へのボランティアツアーを兼ねたBBQには全国から沢山のサポーターの方に参加頂きました。
ツアーに参加頂いたサポーターの皆様がチューリップ畑を作り、
二年目は個々のサポーター様とひまわりの種をまきました
名取の被災した農場跡に植えたひまわりの種は、翌年の夏にきれいな花を咲かせました。
今後もタイミングを見て各地で食事会を行っていく計画です。
また定期的に代官山マルシェに参加し、サポーターの方と交流を行っていました。
マルシェではオリジナルのカレンダーやポストカードを販売し、2012年7月には宮城のシンガーソングライター苫米地サトロさんとの復興ライブを実現しました。
代官山マルシェ
一定数の出荷を行うことが出来るまで親豚の頭数が回復してきたため、2012年の4月からサポーターの皆様への豚のお届けを開始致しました。2000頭いた豚が93頭まで減少した1年前を考えると、設備や、
飼料の安定供給が重要な養豚において、1年でお届けが再開出来たのはサポーターの皆様の温かい支援があってこそだと改めて感じました。
ありが豚では引き続きサポーターの皆様への出荷を続けながら、少しずつ新たな販売への取り組みをはじめます。
生産と出荷が回復しつつありますが、養豚は施設や設備などハードが大事な産業のためまだまだ足りないものは沢山あります。
それでも、お客様にお肉を届ける事が出来ることに感謝をしながら、一歩一歩前へ進んで行きたいと考えています。